心理オフィス『千葉こころの面接室』

室長  飯塚 浩(いいづか ひろし) 

 

主な資格取得:

JPWC認定プロセスワーカー(プロセスワーク ディプロメイト)(一般社団法人 日本プロセスワークセンター(JPWC))

臨床心理士(公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会)

・シニア産業カウンセラー(一般社団法人 日本産業カウンセラー協会)

・修士(心理学)

経歴:

小さい頃から星に惹かれて、寒い冬の夜中に何時間でも望遠鏡で星を追っているような少年時代を過ごしていた。レンズを通して見えてくる様々な星雲や星団の、途方もない時間や空間を越えて届いたかすかな光を今この目でこの瞬間に見ている(立ち会っている)という不思議な感覚を子どもながらに感じていた。

大学では横浜国立大学工学部情報工学科にて符号理論、情報理論を研究し、ものごとの法則を探求することに関心を向けていた。

その頃は、世の中にまだ商用インターネットやmocrosoft windowsはなく、PCが世の中に出始めたばかりのコンピューターの黎明期。新しい時代が訪れて、社会が大きく変わる予感を感じさせるような時代背景があった。

大学卒業後は、迷わずにコンピューターメーカーに入社し、超大型コンピューターのハードウエア開発に携わる。

時はバブルが崩壊する前夜、一億総中流社会と言われていた時代のこと。技術主任として順調にキャリアを積んでいたが、開発業務を行いながらも、今まで元気に働いていた人々がうつメンタル不調に陥っていくことに、なにか釈然としない思いのまま問題意識が高まっていった。

問題意識から公案のような問いが次々に心に浮かんでいった。人はどうして生きにくさを感じるのだろう。人間関係に困難さを感じるのはなぜだろう。自分らしく生きるとはどういうことか。幸せに生きるとはどういうことなのか。困難に対してどのような援助ができるのだろう。傷ついた心が回復するとはどいうことなのだろう。

何年もの間、自然にそうした問いに向き合い続けた。そしていつの間にか、コンピューターエンジニアというアイデンティティの背後にある、広大な心の宇宙に惹かれてやまない自分の存在に気づいていった。それは子どもの頃からずっと自分の人生に布置されていたのかもしれない。

ある時、心の内面の世界から呼ばれるように、自分の人生のやるべきことは、人のこころに向き合い、人のこころの支援をすることなのだ。うつメンタル不調に陥っていく人の支援は自分がやるべきことなのだ。そして、その時期が訪れたのだということを悟る。

導かれるようにメーカーを退社し、カウンセラー/セラピストの道を歩み始める。

セラピストとして、さまざまなレベルでの専門的なトレーニングを受けてきた。その過程では、不思議なことにその時々に出会うべき人と出会い、その都度自らの進む道をより広げ、より進めていくという循環に恵まれた。人生の進むべき流れに乗り、その大きな流れの先に今があるという感覚があった。

大学院で臨床心理学を専攻し、心理の専門家の証である臨床心理士の資格を取得した。また、コラージュをつかった芸術療法を修得し、CBT(認知行動療法)、精神分析ユング派の心理学を学び、ユング派の流れを汲むアーノルド・ミンデル博士が創設したプロセスワークという心理療法の流派に出会う。

特にプロセスワークについては、2003年にアメリカ オレゴン州プロセスワーク・インスティチュート(PWI)にて1か月間に及ぶインテンシブ・コースに参加したのを初め、JPWCにて10年以上の期間をかけてトレーニングプログラムを修了し、ディプロマ資格を取得する。現在までに、私の心理臨床の実践における理論的支柱になっている。日本でも数少ない認定プロセスワーカー/プロセスワーク ディプロメイトのひとりである。

人の心の内面を理解し適切に関わるために、自分の心の内面を理解し続けることを自分に課し、教育分析というクライエント体験を20年近く続けている。どんなにセラピストとして経験を積んでいったとしても、相談に来られる方と同じ視線を持ち続けることを大切にしている。

教育分析によって自分自身に対する新しい気づきを今でも得続けている。自分自身の好きな面もかつて好きでなかった面も同じように大事に出来るようになっていくプロセスと同期して、人生の後半にして生きることが次第に楽になってきた気がしている。セラピストとしての経験と合わさり、面接ではその人らしい生き方ができることを尊重しながら関わっている。

臨床歴:

今までに千葉県八千代市内の入院施設のある精神科病院にて常勤心理職、千葉市若葉区にある大学の学生相談室カウンセラー、神奈川県、千葉県ならびに東京都でのスクールカウンセラー、Canon系列の電機メーカーの企業内カウンセラー、都内EAPのカウンセラー、民間相談機関のカウンセラー、電機連合での心理相談業務、千葉県臨床心理士会による千葉県の自殺対策に関する心理相談業務、千葉県男女共同参画の男性相談業務、千葉市の心理相談業務などを歴任し、さまざまな領域にて幅広い年齢層を対象に臨床活動を実践している。

臨床活動以外にも、民間のカウンセリング団体にてカウンセリングの実践的な能力向上のための育成活動や心理学の専門領域に関する研修講師、事例検討会でのスーパーバイザーを担当。日本産業カウンセラー協会 認定スーパーバイザーを歴任。また教育活動として、精神保健福祉士を養成する専門学校で精神保健学、心理検査の講座の担当した後、現在では千葉市内の看護学校にて心理学や人間関係論に関する講座を担当している。

セラピスト仲間との対話から着想を得て、コラージュ技法にプロセスワーク的アプローチを組み合わせたディープ・コラージュ技法センシエント・コラージュ技法)を開発するなど、臨床的に価値のあるアプローチを模索し続けている。

研究歴:

・日本心理臨床学会 第25回大会『コラージュ療法におけるピースの切り方の形態と配置に関する基礎研究 〜 切り方の違いによる重ね合わせの順序性と空間配置の関連 〜』(2006)

・日本心理臨床学会 第27回大会 自主シンポジウム『プロセスワーク/プロセス指向心理学の可能性 〜 基本となる考え方の紹介と実際のケースから 〜』([身体症状のケースから]話題提供者 )(2008)

・日本プロセスワークセンター ディプロマプログラム 最終プロジェクト『プロセス指向のコラージュ技法』(2015)

主な専門領域:

 ●うつやメンタル不調についての心理的援助

 ●中年期の危機、自分らしい生き方への援助、メンター、コーチング

 ●家族関係、夫婦、カップル

 ●夢分析、コラージュ、ボディワーク

 ●臨床家のスーパービジョン/教育分析(個人セッション)

 



※上記写真は、2018年4月28日(土)、29日(日)にプロセスワークの創始者【ミンデル博士夫妻によるプロセスワーク・セミナー2018 『人生の意味、深い夢、真のスピリットを探る~あなた自身と世界の問題に貢献するために~』】が開催された時に、28日の昼休みの時間に飯塚が参加者にプロセスワークの基礎についてTutorialを実施した時の写真。