心理オフィス『千葉 こころの面接室』

室長  飯塚 浩(いいづか ひろし) 

 

主な資格取得:

公認心理師 (国家資格)

臨床心理士 (公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会)

JPWC認定プロセスワーカー(プロセスワーク ディプロメイト) (一般社団法人 日本プロセスワークセンター(JPWC))

・シニア産業カウンセラー (一般社団法人 日本産業カウンセラー協会)

・修士 (心理学)

 

経歴:

小さい頃から星空に興味を持ち、ものごとの法則を探求することに関心を向けていた。
大学では横浜国立大学工学部情報工学科で符号理論、情報理論の研究に没頭し、情報理論とその応用研究会(現『情報理論とその応用学会』)にて研究成果を発表。大学卒業後、日本電気株式会社(NEC)に入社し、コンピュータ技術本部にて超大型コンピューターのハードウエア開発に携わる。当時の日本の先端技術の最前線に立っていた。

開発業務の傍らで、今まで元気に働いていた同僚や身近な人々がうつメンタル不調に陥っていくことを経験し問題意識に向き合うようになっていった。必然的にカウンセリングへの関心が深まっていく中で、自らの天職を悟る。技術主任として開発の最前線に立っていたキャリアから一転、導かれるようにメーカーを退社し、カウンセラー/セラピストの道を歩み始める。

あらためて大学院で臨床心理学を専攻し、心理の専門家の証である臨床心理士の資格を取得する。後に、日本初の心理職の国家資格である公認心理師を第1回試験にて取得する。

臨床活動の原点である産業領域での働く社会人の方のこころの支援のみならず、精神科医療の領域で外来患者の方や閉鎖病棟などの入院患者の方のこころの支援や、学校領域での大学の学生相談室のカウンセラーとして、また小学校、中学校、高等学校のスクールカウンセラーとして、これからの時代を担うお子さんのこころの支援を行ってきた。これまでに、小学生から、中学生、高校生、大学生、そして大人までのあらゆる年代の方に対してさまざまな領域で心理面での援助活動をしてきた。

自らのカウンセリング活動の傍らで、心理の専門家の職能団体である千葉県公認心理師協会の理事を歴任。また、都内の大学院の心理臨床の附属機関にて公認心理師臨床心理士を目指す大学院生に対する臨床指導を行い、次の世代の心理の専門家の育成にも携わっている。

これまで、コラージュをつかった芸術療法CBT(認知行動療法)、精神分析ユング派の心理学などさまざまな心理療法を習得してきた。特に、ユング派の流れを汲むアーノルド・ミンデル博士が創設したプロセスワークという心理療法について、2003年にアメリカ オレゴン州プロセスワーク・インスティチュート(PWI)にて1か月間に及ぶインテンシブ・コースに参加したのを初め、一般社団法人 日本プロセスワークセンター(JPWC)にて10年以上の期間をかけてトレーニングプログラムを修了し、ディプロマ資格を取得する。日本でも数少ない認定プロセスワーカー/プロセスワーク ディプロメイトのひとりである。

企業や学校での臨床活動はそこに所属している方のみの支援に限られてしまいます。そのため、所属の有無に関わらず希望される方がカウンセリングを受けることができる場所を地域に作りたいと考えておりました。心理オフィス『千葉 こころの面接室』はそうした思いから開設しました。
カウンセリングを受けられる方が、かけがえのない大切な人生をその人らしい生き方で歩んでいけるようになることを願っています。「あなたが自分の人生の主人公なのです」

 

臨床歴/活動歴:

今までに千葉県八千代市内の精神科病院 心癒会しのだの森ホスピタルにて常勤心理職、東京情報大学 学生相談室カウンセラー、神奈川県、千葉県ならびに東京都(小学校、中学校、高等学校)スクールカウンセラー、Canon系列の電機メーカーの企業内カウンセラー、電機連合での心理相談業務、都内EAPのカウンセラー、民間相談機関のカウンセラー、千葉県公認心理師協会(旧千葉県臨床心理士会)による千葉県の心理相談業務(立ち寄り処 千葉こころのキャッチ)、千葉県男女共同参画の男性相談業務、千葉市の心理相談業務(千葉市こころと命の相談室)など、さまざまな領域にて幅広い年齢層を対象に臨床活動を実践してきた。

また教育活動として、東京医薬専門学校 精神保健福祉士を養成するコースで精神保健学、心理検査を、千葉中央看護専門学校で心理学、人間関係論の講座を担当してきた。

その他、公認心理師/臨床心理士を養成する指定校大学院の附属機関(地域に開かれた心理臨床センター)にて大学院生への臨床指導を行っている。また、産業領域の民間カウンセリング団体にてカウンセリングの実践的な能力向上のための育成活動や心理学の専門領域に関する研修講師、事例検討会でのスーパーバイザーを担当する。

千葉県公認心理師協会 前理事

日本産業カウンセラー協会 認定スーパーバイザー

 

研究歴:

・日本心理臨床学会 第25回大会『コラージュ療法におけるピースの切り方の形態と配置に関する基礎研究 〜 切り方の違いによる重ね合わせの順序性と空間配置の関連 〜』(2006)

・日本心理臨床学会 第27回大会 自主シンポジウム『プロセスワーク/プロセス指向心理学の可能性 〜 基本となる考え方の紹介と実際のケースから 〜』([身体症状のケースから]話題提供者 )(2008)

・日本プロセスワークセンター ディプロマプログラム 最終プロジェクト『プロセス指向のコラージュ技法』(2015)

 

主な専門領域:

 ●うつやメンタル不調についての心理的援助

 ●対人不安、対人緊張等についての心理的援助

 ●中年期の危機、自分らしい生き方への援助、メンター、コーチング

 ●家族関係、夫婦、カップル

 ●夢分析、コラージュ、ボディワーク

 ●臨床家のスーパービジョン/教育分析(個人セッション)

 



※上記写真は、2018年4月28日(土)、29日(日)にプロセスワークの創始者【ミンデル博士夫妻によるプロセスワーク・セミナー2018 『人生の意味、深い夢、真のスピリットを探る~あなた自身と世界の問題に貢献するために~』】が開催された時に、28日の昼休みの時間に飯塚が参加者にプロセスワークの基礎についてTutorialを実施した時の写真。